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瓦町FLAG地下の食品スーパー「きむら」6月に撤退へ 今後は県外出店に力を 高松市

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 オープンから2年で閉店となります。高松市中心部の複合商業施設、瓦町FLAGの地下1階に入る食品スーパー「きむら」が6月、撤退することが分かりました。きむらは今後、県外への出店に力を入れていく方針です。

 瓦町FLAGの地下1階で営業する食品スーパー「新鮮市場きむら 瓦町FLAG店」は、6月28日で閉店します。

 ことでん瓦町駅に直結する瓦町FLAGは、高松天満屋の後継として2015年10月にオープンしました。  しかし、地下フロアはオープンから1年半以上、空いたままになり、スーパーの入店を待ち望む声が多くありました。

 そんな中、高松市に本社を置く「きむら」が2017年6月、地下1階の約7割、2600平方メートルのスペースに出店。強みである「鮮魚」や仕事帰りのサラリーマンを狙った「惣菜」などに力を入れてきました。

 オープンから2年余りで撤退を決めた木村社長。取材に対し、「強みを生かすことができなかった」と話します。

(きむら/木村宏雄 社長) 「私らが得意とする、主たる生鮮三品、青果、精肉、鮮魚、これがなかなか売れない。主婦層が来ないですね、そこの読みが、私らの当初の目論見と全然違うので。意外と電車で通勤なさる方は生鮮食料は買わない」

 チラシでの価格訴求など、いろいろ手を打ったものの客足は伸びず、木村社長は半年ほど前から閉店を考え始めたということです。

 ただ、次の戦略を見据えた上での店舗縮小だと話します。

(きむら/木村宏雄 社長) 「今、人手が足りません、スーパーは。特に水産。技術がいるような業種、これはなかなか来ません、人が。人が足りないので、もう一度、戦略の練り直しをして、コンパクトにして全体的に。私の戦略としては、初期のうちの戦略みたいに、郊外に駐車場を広くとって、生鮮食料品を中心とした店舗展開を今考えています。次の新しいところの出店を県外に目を向けてます」


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