岡山市の大学に通う留学生が、寺で「座禅」や「写経」などの修行を体験しました。
(記者) 「緑が広がる荘厳なこちらのお寺。きょうはこちらで外国人留学生が『和の心』を学びます」 岡山市の曹源寺で修行を体験したのは中国やパキスタンなどから来た岡山理科大学に通う留学生30人。日本語を学びながら定期的に校外活動を行い、日本文化について学んでいます。
(副住職-) 「座禅というのは何でするかっていうと、もちろんもっと深い意味もありますが、分かりやすく言うと『心の掃除』なんです。もちろん目を動かしながらする集中もありますが、座禅の時の集中はそれは必要ないです。だから目は1カ所に1つのポイントに目を置くようにします」
外国人修行僧が多く在籍する曹源寺。流ちょうな英語も交えて、留学生に分かりやすく説明します。
座禅で心を整えた後は写経に挑戦。最初の座禅では少し集中が切れることもあった留学生たちですが、文字を書き始めてからは一心不乱。1時間、集中してお経を書き写し、「禅の心」に触れていました。
(中国からの留学生は-) 「初めて日本のお寺に来て良い感じです。(座禅は)ちょっと難しいです。でもできました」
(スリランカからの留学生は-) 「こんな経験させてもらって、学生たちはみんなラッキーだと思います」