外国からの留学生を誘致し、地域の活性化を狙います。岡山県瀬戸内市にITなどを学ぶ専門学校が開校し、入学式が行われました。
(記者) 「廃校となったこちらの小学校、4日から新たにビジネスカレッジとして生まれ変わります」
瀬戸内市の玉津小学校は過疎や少子化による児童数の減少から3年前に閉校しました。
2016年3月、校舎跡地の利用について市が公募し、福岡市の企業が専門学校の設立を提案しました。創設1年目の今年は80人に対してベトナムやカンボジアなどアジアを中心に、7か国から28人が入学しました。
基本的に授業は午前中中心で、学校では近隣の小売り店や工場などでのアルバイトや、近隣のアパートや古民家を寮として紹介したりして、留学生の異国での生活をサポートします。
入学式に出席した瀬戸内市の武久顕也市長は玉津小学校の出身で、「この学校の発展にみなさんが貢献するという気持ちを持ってほしい」と祝辞を送りました。
ITと貿易を中心に学ぶ国際ビジネス学科と英語、日本語、中国語を中心に国際コミュニケーションを学ぶ外国語学科の2つのコースがあります。
(入学した留学生はー) 「ベトナムから来ました」 「外国語を勉強したい」 「将来は私は通訳の仕事をしたいです」
学校を設立した田中旬一理事長も瀬戸内市の出身で地元の活性化に貢献したいと話します。
(日本ITビジネスカレッジ/田中旬一 理事長) 「(学生たちが)地域の方と日本語であるとか英語であるとか、いろんな言葉でお話ししたりIT技術を使って瀬戸内市の地域の特産物を国内外に販売したり、そういうことで地域に貢献できれば」