土砂崩れによる被害を防ごうと、岡山市の職員らが急な斜面が近くにある小学校で避難の仕方を指導しました。
岡山市立馬屋上小学校を訪れたのは、市や県の職員ら8人です。土砂崩れが起きた時に、児童をどのように避難させるかなどを先生に説明しました。
(岡山市 下水道河川計画課/玉木裕美 主任) 「2階に上るだとか、斜面の反対側のほうの2階だとか、そういうところに逃げていただくっていうようなことでやっていただけたら」
この後、石積みのずれや崩れそうな箇所がないか斜面を点検し、危険な場所がないことを確認しました。
馬屋上小学校の裏山は、県が土砂災害特別警戒区域に指定しています。一般的な木造家屋が土砂で倒壊する恐れがある区域で、県内では約3600カ所が指定されています。
昨年、岡山県では56件の土砂災害が起きていて3人が亡くなっています。
(岡山市立馬屋上小学校/藤井純子 校長) 「学校に子どもがいる時などに天候などで危険があるような時には、どのような対応の仕方をしたらいいかを避難経路等、いろいろ考えて児童のほうにも訓練をしたり、子どものほうにも教えていきたいと思っております」