四国電力の株主総会が高松市で開かれました。脱原発などを求める4件の株主提案は、全て否決されました。
株主総会には、223人の株主が出席しました。株主からは、原発の安全性に関する意見などが相次ぎました。
(参加した株主はー) 「原発は絶対安全は言えなくなりました。もう少し自然の脅威というのを、南海トラフが近づいています。考えてください」 「避難を想定しているような原子力発電は危険ですから、そんなものはなくすべきだと思う」
133人の株主が伊方原発3号機の廃炉などを求める4件の提案をしましたが、反対多数で全て否決されました。
総会後の取締役会で副社長の長井啓介さんの社長就任が正式に決まりました。長井新社長は設置が義務付けられている伊方原発3号機のテロ対策施設について、2021年3月の期限に1年ほど遅れる可能性を改めて示しました。
(四国電力/長井啓介 新社長) 「1年の期間を短くする、これは相当の高いハードルであると考えいます。いずれにせよできるだけ短くするように全力で取り組んでいくという所存であります」