西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町では、スーパーや食品店など日常に欠かせない店の復興が進んでいます。
8日に工事の安全祈願が行われたのは、山陽マルナカ真備店です。11月末の再オープンを目指し、真備町で採れた野菜を使った地産地消コーナーなどを設ける予定です。
一方、真備町のパン屋さんは8日から建て直した店舗で営業です。豪雨で自宅兼店舗が浸水し、昨年9月からプレハブで営業を続けてきました。
(パンポルト/戸澤由加里さん) 「その時は本当にしないといけないという気持ちが多くて、もうそれだけです。やらんといけんって」
開店は正午からでしたが、30分前には約150人のお客さんが並びました。
(お客さんは) 「パン屋さんを応援に来ました。こうして復活してくれたらうれしい」 「とってもうれしいですね。待ちに待っていました」
オープンと同時にさっそく、お客さんが店に入ってパンを買い求めていました。
(パンポルト/戸澤由加里さん) 「1年後にまたお店が開けれたらいいねと言っていた言葉通り、きょうまたプレオープンですが、オープンすることができます」
(記者) 「オープンからまだ30分もたっていないのに、次々とお客さんが集まっています」
8日は、全国や台湾からもパン屋さんがお祝いに駆け付けました。
Q.(15分で売り切れ)もう売り切れですか? 「そうなんですよ」
(パンポルト/戸澤実さん) 「いっぱいいっぱいです。とりあえずきょうやって、駄目なところをまたちょっとずつ直していく感じです」