小学生が廃棄物の処理方法などを学ぶツアーが香川県で開かれました。
香川県産業廃棄物協会が企画したツアーには、小学生27人が参加しました。今回見学したのは、高松市にある食品廃棄物を肥料にする工場です。
(記者) 「工場内は、運ばれてきた食品の残りかすで酸っぱいにおいが立ち込めていますが、できあがった肥料のにおいをかいでみますと、木くずのようなにおいがします」
農林水産省によると、香川県では2017年度、約10万6500トンの食品廃棄物が出ました。 この工場には、高松市の小中学校の給食の食べ残しや、コンビニ弁当の売れ残り、市場で出た野菜や魚のくずなど年間約2000トンが運び込まれます。
工場では異物がないかを確認し、肥料に「なるもの」と「ならないもの」を分別します。そして、2週間ほど発酵させ、石灰やカキ殻を粉砕したものなどと混ぜ込みます。 実際に肥料になるのは、廃棄物全体の4分の1ほどだということです。
(参加した児童はー) 「外までにおいを漏れなくしているのはすごいと思いました」 「食品ロスもリサイクルできるということがわかりました」
このあと、子どもたちはリサイクルできない産業廃棄物を埋め立てる最終処分場も見学しました。