岡山県新見市で切り花の出来栄えを競う共進会が開かれ、色鮮やかな花が並びました。
JA阿新などが開いた花卉(かき)共進会には、深みのある青紫色が魅力のリンドウやトルコギキョウなど31点が出品されました。
審査員が花の色や形、茎や葉のバランスなどを丁寧に審査していきます。新見市は岡山県内最大のリンドウの産地で、6月下旬から10月にかけて約100万本の出荷を見込んでいます。
新見農業普及指導センターによると、今年は梅雨入りが遅く、雨不足の影響で生育が遅れたそうです。それでも、梅雨明け後は天候に恵まれているため、これから墓参りなどで需要が高まるお盆の時期に向けて、色、形とも品質のいい花に育つということです。
審査の結果、最優秀賞には新見市神郷高瀬の田辺薫明さんが育てたリンドウが選ばれました。