地域医療の効率化などを図るため厚生労働省は公的な医療機関の再編を検討するよう各都道府県に要請しました。岡山県では13、香川県では4つの病院が対象です。
医療機関のベッド数は人口減少に伴い、今後過剰になるとみられています。厚生労働省は全国の公的な医療機関を調査、ベッド数の減少や統合など「再編の検討が必要」と判断した医療機関を公表しました。
岡山県では、民間との経営統合が決まっている玉野市民病院など13の病院が対象となりました。救急医療などの実績が少ないことや診療内容が似た病院が近くにあることが理由です。
岡山県では、これまでにも、病院や自治体が今後のベッド数や診療科などを話し合う調整会議を重ねてきました。 厚労省の要請について県は「引き続き、地域に必要な医療が提供できるよう議論したい」とコメントしています。
香川県では「さぬき市民病院」など4つの病院が対象です。 県によると現段階で再編を考えている病院はないということですが、「地域の実情を踏まえて話し合っていきたい」とコメントしています。
厚労省は各都道府県に対し、来年9月までに結論を出すよう求めています。