地方をより魅力的にするための「ブランディング」について、自治体のトップとデザイナー、You Tuberが高松市で意見を交わしました。
全国の多様な職業、年齢の人たちがつながる、価値共感型コミュニティー「DIG」が開いたトークイベントです。
広告代理店の勤務経験もある、香川県東かがわ市の上村一郎市長と、高松市でインターネットメディア「瀬戸内サニー」を運営する大崎龍史さんは、「地域でいいものを作ることと、その広め方の両方を考えることが必要だ」と話しました。
(東かがわ市/上村一郎 市長) 「『うちの地元の名産を組み合わせてこんなん作ったぜ、どうだ!』と、作ったことで終わってて、それをどう広げていくんだ、どこに市場を求めてていくんだということに全然アイデアがない。それが行政はすごく苦手」
(瀬戸内サニー/大崎龍史さん) 「『動画を作るのに1000万円使いました。だけどYouTubeのビュー数が300です』みたいな案件がすごく多い。どう広めるかというのと、それが本当に広まるいいものかというのを一緒に考えないといけない」
また、高松市のデザイナー、村上モリローさんは記憶に残る「ブランド」作りのポイントについて話しました。
(スクルト アートディレクター/村上モリローさん) 「先生の話で、ちょっと面白い話と一緒に覚えた歴史の事柄は、結構一生覚えてたりするんです。『心を動かす』みたいなことをいろんなところに仕掛けていくということがブランディングにとって重要」