今年7月に行われた参議院議員選挙の「1票の格差」を巡り、岡山選挙区の選挙無効を求める裁判が始まりました。10月8日に結審し、31日に判決が出る予定です。
原告や代理人弁護士が全国の選挙区全てで14の高裁、高裁支部に訴訟を起こしているものです。訴えによりますと、岡山県の有権者は福井県の有権者と比べると0.41の価値しか持っていないということです。
広島高裁岡山支部で行われた第一回口頭弁論で原告側は、衆院選より参院選の方が1票の格差が大きいことを指摘し、7月の参院選は憲法に反していると訴えました。
一方、被告側は選挙の方法は合理的であり憲法に反する著しい不平等状態ではないと、争う姿勢を見せました。
裁判は即日結審し、10月31日に判決が言い渡されます。