元世界王者の具志堅用高さんが会長を務めるボクシングジムが現在、香川県琴平町でキャンプを行っています。「チャンピオン」を目指して、香川出身の選手も長い石段を一気に駆け上がりました。
香川県琴平町でキャンプを行っているのは「白井・具志堅スポーツジム」です。 善通寺市出身で日本ユーススーパーフェザー級チャンピオンの木村吉光選手や、前WBC世界フライ級チャンピオンの比嘉大吾選手など4人の選手が参加しています。 ジムの会長で元WBA世界ライトフライ級チャンピオンの具志堅用高会長も選手たちのトレーニングを見守ります。
(記者) 「午前6時を過ぎたところです。今から最初のトレーニングである階段ダッシュが始まります」
こんぴらさんといえば、「階段」ということで、選手たちは御本宮までの785段を2度駆け上がります。 初め余裕を見せていた選手たちでしたが、最後は険しい表情になっていました。 それでも、選手たちが参道の入り口から御本宮までかかった時間は片道約10分。ちなみに、一般の人が歩いた場合は60分ほどかかるということです。
御本宮に到着した選手たちは、必勝を祈願しました。
(白井・具志堅スポーツジム/具志堅用高 会長) 「階段すごいね。やっぱ現役の選手っていうのは、下から一気に上がっていくんですよね。(Q.木村選手どういう選手?)目標は世界チャンピオンっていう事だったんですよ。それを順調に一歩一歩進んでいますから、もう本人のやる気っていうかね、それをやっぱり大きく感じますね」
善通寺市出身の木村選手は今年12月、東京の後楽園ホールで東洋太平洋スーパーフェザー級のタイトルマッチに臨みます。
(善通寺市出身/木村吉光 選手) 「決まってからずっと早くやりたいなって思ってて、自分の実力も試せると思うんで、早く勝ってベルト巻きたいですね」
階段ダッシュで汗をたっぷり流したあとは朝食の時間です。選手らは、トレーニングの時とは違った和やかな雰囲気で朝食を食べていました。 香川県でのキャンプは11月5日まで行われます。