岡山県倉敷市の石油化学工場で、設備の点検にドローンを導入するためテスト飛行が13日行われました。
テスト飛行は倉敷市の三菱ケミカル岡山事業所で行われました。点検したのは高さ約50メートルのガスの燃焼設備です。
これまでは人が登って目視で点検していたため作業に6時間かかっていましたが、ドローンで点検すると約15分に短縮できます。小回りが利く小型のドローンと、安定した飛行ができ、より高画質のカメラを搭載した大型ドローン2種類をテストしました。
ドローンの工場での使用については、今年3月に経済産業省が使用を促進する新たなガイドラインを発表しました。三菱ケミカルでも撮影した動画や画像を解析し、ドローンの使用が可能と判断されれば来年度以降の導入を検討するということです。
(三菱ケミカル 設備技術部機械1グループ/森本吏一 グループマネジャー) 「今まで人がアクセスしていた高所(での作業)の代替になればと思いますし、さらには人が行けなかったところでドローンによって撮影ができればさらに設備管理が向上するかなというふうに考えております」