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旗揚げから117年、観客の心を揺さぶり続ける「木下大サーカス」 香川との深いつながりをたどる

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 10月から8年ぶりに香川県で開かれている木下大サーカス。旗揚げから117年の歴史をたどると香川県とは深いつながりがありました。ゆかりある香川で開く公演への思いや、サーカスを通じて観客に伝えたいことを社長に聞きました。

(記者) 「きょうは平日なんですが、ご覧のように多くの方が訪れています」

 10月から8年ぶりに香川県で公演を開いている木下大サーカス。今回の高松公演の入場者数は、2カ月間で約15万人を見込んでいます。  木下サーカスの本社は岡山県ですが、実は香川県とも深いつながりがあるんです。

(木下サーカス/木下唯志 社長) 「私の祖父、初代が香川県の丸亀と言いますか、郡家の出身なんですよね」

 香川県で生まれ育ち、23歳の時、岡山県の木下家に養子入りした木下唯助。117年前の1902年、中国の大連で旗揚げした木下サーカスの初代団長です。

 公演の中でもひときわ迫力があるオートバイショー、実は…。

(木下サーカス/木下唯志 社長) 「世界で初めてオートバイの球体のものを創造したのは、実は初代なんですね」

 大きな鉄球の中を縦横無尽に走る3台のオートバイに観客はくぎ付け!香川県出身の初代団長が始めたということもあり、今回の公演の注目ポイントの一つだと言えます。

 サーカスの魅力は「技に挑戦する人間の力」だと、木下社長は話します。  観客の心を揺さぶる演出をと、常に進化を求めています。

(木下サーカス/木下唯志 社長) 「前と一緒だなではなく、常に切磋琢磨してよりよいものを創造していきたい」

 だからこそ、何度でも見たくなるサーカス。果敢に挑戦する姿で、子どもから大人までを100年以上にわたって魅了し続けています。


(観客はー) 「ライオンが、パチパチしよるところがかわいかった」 「空中ブランコは、すごい迫力があって子どもたちも楽しんでいました」 「(Q.初めて見た?)いえ、何回も。子どもが小さい時とまた30年も経って見ると、考えが違いますね」

(木下サーカス/木下唯志 社長) 「限られた時間の中で、どのように感動というか喜びというか夢とか希望とか情熱というかパッション、それをプレゼントできるか、挑戦する気持ち、そういうものをできたら地元の香川、岡山の皆さんにプレゼントできたらいいなと思っています」

 木下大サーカス高松公演は、12月8日までイオンモール高松の特設会場で開かれています。

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