プロバスケットボール、B2リーグの香川ファイブアローズはホームで年内最後となるホームゲームに臨み、2連勝を飾りました。
(記者) 「この2日間は、来場者全員に黄色いTシャツがプレゼントされます。ここまで勝率7割と、好調を維持するファイブアローズを観客が後押しします」
対戦相手は、同じ西地区で現在最下位の福岡。前半、固い守備とリバウンドで主導権を握ったファイブアローズは大量21点のリードで折り返します。(前半 香川 41-20 福岡)
しかし、後半に入ると外の守備が甘くなり、相手に次々に3ポイントシュートを決められ一気に点差を縮められます。
第4クオーター、この試合初めて福岡にリードを許しますが、ここで日本人選手が奮起! 逆転された直後に、高比良の3ポイント!さらに、キャプテンの兒玉がインサイドに鋭く切り込んで、ジャンプシュート! 粘る福岡を振り切り、3点差で勝利を収めました!(香川 82-79 福岡)
(観客はー) 「すごいわくわくするし、楽しいです」 「バスケってこんなにドキドキするんだなと思って。地元のチームがこれだけ強くいてくれるのは、観に来るのも楽しいんで」
さらに、土曜の第2戦は、B2得点王のエース、ウッドベリーが欠場する中、チームの結束力を強め、残り7秒で逆転する劇的勝利!(香川 84-83 福岡)
シーズン前半、26試合を終えていまだ連敗なし。19勝7敗で西地区2位をキープしています。チームの活発なコミュニケーションによる「修正力」が、接戦を勝ち切る要因になっているようです。
(高比良寛治 選手) 「去年までは、ちょっと負けそうな雰囲気を感じられてる方々も多かったと思うんですけど、今年はたぶん競ってても負けそうじゃないって雰囲気が出てると思います」
(兒玉貴通 主将) 「外国人選手も(日本人選手に)『もっと思い切り打てよ』と声をかけてくれたりとか、日本人同士でもお互いに『今のはこうしたほうがよかった』とかプラスになるような会話というのが、今のチームとしてすごく多いので、それが勝ち切れたひとつの要因かなと思っています」