新型コロナウイルスの影響でJR西日本岡山支社の3月の鉄道収入が、前の年の半分まで落ち込んでいることが分かりました。
(JR西日本岡山支社/有田泰弘 支社長) 「こういった数字は過去になかった。いろいろ事情はあったと思うがまさか半分を切るような状況は本当に想定していなかった」
JR西日本岡山支社は3月14日までの鉄道収入が、前の年の同じ時期と比べ、49.8パーセントまで落ち込んでいることを発表しました。
一番落ち込んだのは新幹線など「中長距離」で前年比の44.3パーセント、「近距離」は65.5パーセント、「定期」が85.7パーセントです。
旅行や出張利用が激減し、テレワークの普及が進んだことが要因とみられます。
JR西日本では19日から新大阪と博多間で臨時の「ひかり」30本を運休します。
有田支社長は「運転士などに感染者が出て運行体制が厳しくなった場合、定期列車を減便する可能性もある」と話しました。