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ゲーム依存対策の条例案 パブコメの詳細公開は「採決の後」に 香川県議会

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 香川県議会が4月の施行を目指している「ゲーム依存対策の条例案」には2700件近いパブリックコメントが寄せられましたが、今は概要のみが公開されています。  一部の県議が求めている詳細の公開は18日の採決後、検討委員会のメンバーのみになる見通しです。

(香川県議会自由民主党議員会/辻村修 会長) 「審議以前にですね、公開していただけないということで、非常にいろんな疑念がある中で、憤りを感じます」

 議会事務局は条例の検討委員会のメンバーに、パブリックコメントの詳細を18日の午後1時から19日の午後5時まで公開すると通知しました。対象は、条例検討委員会の委員14人のみです。

 香川県議会は、「県民をネット・ゲーム依存症から守る」ことを目的に、全国初の条例制定を目指しています。  案には、「目安」として、「18歳未満のゲームの利用は平日1日60分、休日90分を上限とする」ことなどが盛り込まれています。

 この条例については2700件近くのパブリックコメントが寄せられ、84パーセントが条例に「賛成」するものでした。  賛成意見としては「時間制限は子どもには大切」、「基準を示すことで指導がしやすい」などがあり、主な反対意見は「時間制限の根拠がない」や「行政が介入すべきでない」などでした。    検討委員会では概要のみが示されました。検討委員会のメンバーを含む香川県議会の3つの会派は17日午前までに、詳細を公開するよう大山一郎議長宛に申し入れ書を提出していました。

 条例案は18日午前の本会議で採決される予定ですが、詳細の公開は18日の午後1時からです。

 公開範囲も検討委員会の委員に絞られているため、議員は詳細を確認しないまま「採決」に臨むことになりそうです。

(条例検討委のメンバー/竹本敏信 香川県議) 「まとめた報告だけではなく、生の状況をまず委員に見させてもらって、検討して、それからでないと本来は賛否を問うのはおかしいいのではないかと」


(条例検討委のメンバー/辻村修 香川県議) 「当然あすの議会は、議員全員で採決するわけだから、参考意見として見たいという人全員に公開しなければならないんじゃないかなと思います」

 自民党議員会は、18日の本会議で「採決を延期するよう」訴える予定だということです。

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