JR四国は新型コロナウイルスの影響で鉄道収入が大幅に減っています。半井真司社長は17日の会見で、国が緊急事態宣言の対象を拡大したことについて、「さらなる収入の減少は覚悟せざるを得ない」と述べました。
JR四国によると新型コロナウイルスの影響で、3月の鉄道収入は前の年に比べて52パーセント減少しました。また、4月は15日までの速報値で、前の年から7割ほど減っています。
JR四国の半井社長は、4月14日に、香川県が独自に「緊急事態」を宣言した影響がすでに出ているとした上で、17日に国が緊急事態宣言の対象を全国に拡大したことで、さらに影響が広がるとしています。
(JR四国/半井真司 社長) 「今回お示しした数字以上に、ご利用あるいは収入が減少してくるというのは、覚悟せざるを得ない」
このほかJR四国は、ホテルの利用客が大幅に減っていることを受けて、クレメントイン高松を4月24日から5月31日まで臨時休業することを決めました。すでに予約している客は、隣のクレメント高松で対応するとしています。
高速バスは、3月の利用実績が前の年に比べて半減したことなどから、全体の7割ほどを当面、運休します。