JR四国がグループ会社を含む昨年度の連結決算を発表しました。新型コロナの影響で2年連続の減収減益です。
(JR四国/半井真司 社長) 「昨年度は1月までと、2月の下旬以降と大きく様相が変わったわけであります」
2700系列車の導入などで好調に推移していた鉄道事業は、新型コロナの影響で今年の2月以降大幅に売り上げが減少し、過去最低の224億円にとどまりました。グループ全体の営業利益も約120億円の赤字となり、これは1999年度の連結決算公表以来、最大の損失となりました。
ただ、国の助成金などにより純利益は約12億円で7年連続の最終黒字となっています。
また、新型コロナによる緊急事態宣言の期間が延長されたことを受け、5月16日から列車の運休を拡大します。 運休するのは平日で特急が78本、快速などが15本です。瀬戸大橋を通るマリンライナーや特急が運休となるのは開通以来初めてです。