JR四国がグループ会社を含む昨年度の連結決算を発表しました。西日本豪雨の影響などにより、過去最大となる114億円の営業損失を計上しました。
(JR四国/半井真司 社長) 「災害による影響で大幅に減収してしまった。まずは鉄道運輸収入を元のベースに戻していきたい」
鉄道事業では、去年7月の西日本豪雨の影響で長期の運休が発生したことなどから、旅客運輸収入が大幅に減少しました。
JRクレメントイン高松の開業など、建設やホテル事業の売り上げは増加しましたが、グループ全体では114億円の営業損失を計上しました。前の年から15億円悪化し、1999年度の連結決算公表以来、過去最大の損失です。
一方、国の助成金などにより純利益は約8億円で、6年連続の最終黒字となりました。
8日の会見でJR四国の半井真司社長は、今年10月に予定されている消費税引き上げに合わせ、2パーセント分を鉄道料金に上乗せする方針を発表しました。