高松市中央卸売市場で瀬戸内に春を告げる魚、サワラの初競りが行われました。
サワラの初競りは午前5時半から行われました。今年の最高値は、例年より3000円ほど高い1キロ、8000円でした。 ホテルや飲食店の客足が遠のいていることから、競りにはスーパーなどの担当者の姿が目立ったそうです。
(香川県魚市場 近海課/柴野将海 課長) 「量販は売りやすい価格になっていましたので、どんどん量販は買っていました。金額的にも落ち着いた相場になっていますから、皆さんもどんどん食べられると思います」
香川県魚市場では、4月に入ってから売り上げが4割ほど落ち込んでいます。特に、ヒラメやキジハタといった高級魚は8割ほど値段が下がるなど値崩れしているそうです。 一方、サワラは値崩れを防ぐために、漁の回数を減らすなどの対策をとっているということです。
(香川県魚市場/山本啓之 社長) 「瀬戸内海の魚全般が今危機的な状態にありますので、ぜひ一般の皆さんにもスーパーに行って買い物はできるので、いっぱい魚を食べていただければありがたい」