瀬戸内に春を告げる魚サワラの初競りが高松市で行われ、これまでを大幅に上回る最高値がつきました。
(記者リポート)
「きのう漁が解禁されて水揚げされたサワラ。こちらにずらりと並びました」
午前5時半、高松市中央卸売市場でサワラの初競りが始まりました。
最高値は、景気付けの意味を込める「ご祝儀相場」の1kg7万円で、これまでで最も高かった2022年の4万円を大きく上回りました。競り落としたのは高松市の「新鮮市場きむら」で、3年連続です。
(新鮮市場きむら/木村宏雄 社長)
「ちょっとでも漁師さんに元気出してもらいたい気持ちから張り切ってつけました」
高松市によると2023年の入荷量は、2022年よりも1300匹ほど多い3445匹でした。競りに参加する業者も多く、スーパーや飲食店でより多く流通するとみられています。
(香川県魚市場 鮮魚部/柴野将海 部長)
「量も増えて、新型コロナの影響も落ち着いてきたので活気のある競りができました。鮮度のいいサワラをどんどん食べてもらいたい」
また、平均単価は、2022年より40円ほど高い、1kg1038円でした。