PCR検査の体制を強化するため、岡山県などは5月1日に「屋外検体採取センター」を開設します。
開設を前に、4月30日は岡山県の職員らが検査の流れを説明しました。対象者が車などで屋外の仮設テントを訪れ、医師が綿棒を使って検体を採取します。 岡山県などは混乱を避けるため、センターの場所を公表していません。
これまでPCR検査を受けるには症状が国の基準を満たす必要があり、かかりつけ医の判断で検査を依頼できませんでした。 新たに開設されるセンターは、かかりつけ医や保健所が「検査が必要」と判断すれば受けられます。
(岡山県医師会/清水信義 副会長) 「(東京は)検体採取の場所がたくさんできてきていますので、地方にもそういう役割が要るのではないかということで」
採取した検体は主に民間の検査機関に持ち込まれる予定で、県は週に10件程度の検体の採取を見込んでいます。
「屋外検体採取センター」は津山市や総社市などにも開設される予定です。