贈ったのはあのマスクではありませんでした。政府が全世帯に配布しているいわゆる「アベノマスク」を受注した高松市の企業が香川県に100万枚のマスクを寄付しました。
マスクを浜田知事に手渡したのは、展示会やイベントなどを企画・運営する高松市のTSOインターナショナルの佐々木剛社長です。
寄付したマスクは、香川県への寄付としては過去最多の100万枚です。その中身は、いわゆる「アベノマスク」と言われる布製のマスクではなく、不織布のマスクでした。
このうち50万枚は学校に、30万枚は高齢者や障害者施設に贈られます。 また、20万枚は希望する世帯に県がマスクを送る「たすけあいマスクバンク」で活用するということです。
(TSOインターナショナル/佐々木剛 社長) 「マスクがあることによって気持ちが楽になって、次のステップに進めるっていうことを少しでも手助けできる、私たちとしても社会に貢献できる接点を見いだせたなと」
香川と東京にオフィスを構えるTSOインターナショナルは、政府が全戸配布している布マスク「アベノマスク」を受注した企業として、5月、厚生労働省が公表したうちの1社です。 同時に公表された他の4社と合わせた契約金額は36億円あまりにのぼり、いずれも随意契約でした。
(TSOインターナショナル/佐々木剛 社長) Q.いわゆる「アベノマスク」の契約枚数は? 「枚数の公表は確か厚労省がしていなかったと思いますので、そこはちょっとコメントは…」
Q.契約金額は? 「それも確か公表されてなかったですよね、まあ、36億円はだいたい5等分されているという形のイメージでよろしいのではと思っております」
Q.契約に至った経緯は? 「私たち展示会をやっておりますので、アパレルメーカーとの取引も結構多いんですよ。いま布マスクを作られている方々というのがミシンを持っていて、縫製ラインを持っているので、チームとして受注をさせていただいたという、そういう経緯でございます」
今回寄付したマスクは、「布マスク」と同じ中国の企業から購入したものだということです。