新型コロナウイルスの影響で減っている「宴会」を安心して開いてもらおうと、高松市のホテルが感染リスクを下げた新しい宴会スタイルを考えました。
JRホテルクレメント高松では、新型コロナウイルスの影響で今年3月から7月13日までに宴会のキャンセルが約1500件、7月末までに予定されている100人以上の宴会はわずか1件です。今年4月から9月までの売り上げは例年の2割ほどに留まる見込みです。 そこで提案したのが「新しい宴会スタイル」です。
(記者リポート) 「もともと10人まで座ることができる円卓は最大6人で使用します。また、要望があればアクリル板を取り付けてより飛沫感染を防ぐことができます」
コース料理は、ふたもつけられる重箱を使って提供する回数を減らしたり、ビュッフェ形式の場合、大皿ではなく1人分ずつ皿に分けたりして感染対策をしています。
他にも交流会では欠かせない名刺交換もブースの設置やフェイスシールドの使用で感染リスクを減らす工夫も提案されました。
14日は、企業の総務部門や経済団体の事務局の人などを招いて、新しいスタイルを用いた模擬宴会を開きました。
(参加した企業の人はー) 「コロナの関係でこれからどういうふうな形でやっていけばいいのかなというのを(見に来た)、いろいろこうやって配慮されてるので非常に安心してるということなんですけれども」 「自分たちだけではできないところをサポートしてもらっているような形かなとは思っていて、ただ、ビュッフェの方を見ると結構人数がわっと行ってしまう部分があるので、やり方次第なのかなとは思いながら」
(JRホテルクレメント高松 宴会部/市川智久 部長) 「交流会をして情報交換をしてっていうところで初めて経済が少しずつ回復していくのかな、どうやって(宴会を)やったらいいんだろうっていうお客様がたくさんいらっしゃいますので、その方たちにアピールしていきたいと思っています」