プールでの感染をどう防ぐかが課題となっています。香川県のスイミングスクールが水泳の指導者向けに新しく開発されたマスクを導入しています。
丸亀市や坂出市に3つのスクールを持つ伊藤スイミングスクールが5月7日の営業再開にあわせて導入したこちらのマスク。その名も「プールマスクマン」。
(荻津尚輝リポート) 「実際に付けてみました。柔らかくて厚手の生地なので下を向いたりして肌に触れても、あまり痛くないです。マスクといっても透明で表情も見えるので、コミュニケーションが取りやすそうです」
他にもあごの部分から水が出るように設計されていて、ゆっくりであれば付けたまま泳ぐことができます。 プールの水は消毒されていることから新型コロナの感染リスクは極めて低いとされています。
一方、指導中は生徒と顔の距離が近くなることから、飛沫に注意が必要と言われていて、プールマスクマンの導入につながりました。
伊藤スイミングスクールでは生徒向けではなく指導者向けに導入し、主に生徒と距離が近くなる場面で使用します。また、マスクの上から絵を描いて自分だけのマスクを付けている指導者もいました。
(生徒はー) 「なんかいつもと違うから安心はするけどなんかいつもとは変な感じがする」 「コロナ対策もできていていいと思います」
こちらはマスクのメーカーがつくったマスコットキャラクター。彼らの名前も…「プールマスクマン」! コロナ星人と戦い、プールの安全安心を守る正義のヒーローです。
ヒーロー一人一人に「ミツケテ・フキトール」や「ナナテンゴ・デ・カエラセール」など、新型コロナウイルス対策に絡めた必殺技が書かれています。 子どもたちにプールマスクを受け入れてもらいやすくするほか、保護者に向けて新型コロナの対策を取っていることをアピールする目的もあります。
(伊藤スイミングスクール 坂出校/赤崎弘光さん) 「子どもたちにも普段ここに、プールに入る前からマスクをつけてきてくださいというのを伝えているんですけれども人にうつさない、自分がもうもらわないという意味でもコーチたちも付けてやっているよというのを、一応知ってもらいたいなと思います」
このプールマスクマン、当分の間使用を続けるということです。