新型コロナウイルスの影響で夏場もマスクを着ける場面が増えています。この時のストレスを少しでも減らそうと高松市のお香メーカーがある「スプレー」を開発しました。
高松市塩江町にある最明寺。ハギの名所として知られていて、毎年9月に見頃を迎えます。ハギはマメ科の低木で秋の七草の一つです。
(中濱綾那リポート) 「ハギは今の時期はまだ咲き始めなんですが、このハギの花を使ったマスク用のスプレーが、こちらのお寺で発売されています」
お香スプレーを開発したのは、お香メーカーの「一(いち)」です。マスク着用時のストレスを少しでも解消しようと開発しました。
(開発した「一」/岩佐一史 社長) 「昔からお香には疫病を払う力があるといわれていますので、今コロナで大変なことになっていますので、癒しを与えられればいいなと思いまして」
お香スプレーには、ハギだけでなく龍脳(りゅうのう)や丁子(ちょうじ)、安息香(あんそくこう)など殺菌効果があるとされる植物も使われています。 マスクを着ける前に外側にスプレーを吹きかけて使います。
(中濱綾那リポート) 「ハギの爽やかな香りがマスクの中に広がります。心が落ち着くような優しい香りです」
お香スプレーは、最明寺と栗林山荘で1つ1000円で販売しています。香りは1時間ほど続き、マスクだけでなくルームスプレーとして使うこともできるということです。