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伝統工芸を後世に…意外な素材で作る「縁起がいい」松盆栽 おしゃれなチャームも 香川

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 高松が世界に誇る「盆栽」。その人気は高く、プラモデルやブロック、そしてフレグランスまで発売されています。
 そんな中、今年9月に登場したのが「松盆栽」。「縁起がいい素材」で作られているのですが何だかわかりますか?

(結納センターつちだ/2代目 土田裕也さん)
「こちらは水引でお作りしております。ご祝儀袋とか結納飾りで使われる素材ですね」

 結納飾りやご祝儀袋に使われる縁起物「水引」は、こより状にした和紙をノリで固めて作っています。「水引の盆栽」を制作したのは「結納センターつちだ」の2代目・土田裕也さんです。

(結納センターつちだ/2代目 土田裕也さん)
「近年ライフスタイルの多様化に伴いまして、残念ながら結納の実施数が減ってきてますので、その中で水引そのものを知らない方が非常に多くなっております」
「どうにか残していきたいなという考えを持ってたんですけども、ちょうど香川県がですね世界に誇る盆栽の里ですので、リアルな盆栽を水引きで作ればもっと水引の魅力を国内外に発信できるんじゃないかなと思いましてご用意させていただきました」

 盆栽は枝ぶりや幹の形などが重要です。しかし土田さんは盆栽を育てた経験がありませんでした。

(結納センターつちだ/2代目 土田裕也さん)
「イメージはね…盆栽ってこういうものだっていうのはわかるんですけれども、やはり実際盆栽をされてる方からするといろいろな比率があったりとか、細かいルールというかね、きれいに見せる方法角度っていうのがあるようでして、ちょっとそこは私の父がですね実際盆栽もやっておりますので、そういう形とかは父の方で監修をしております」

 この「水引の盆栽」を盆栽のプロはどう評価するのか…

(高松盆栽の郷/橋本正博さん)
「まっすぐじゃなくてくねくねと模様があるじゃないですか。これがいいとこだと思います。(盆栽は)植物ですからやっぱり傷んだり枯れたりする場合もあるんですけど、これはそういう心配がないからいいんじゃないかと思います」

 土田さんは盆栽のほかにも「水引」を使った商品を作っています。

(結納センターつちだ/2代目 土田裕也さん)
「こちらですねマスクにつけるチャームになります。やっぱどうしてもマスクっていうのがね、必需品となってきてるんですけども、それを少しでも気分的にも華やかに彩ってもらいたいなと思いまして、ご用意させていただきました」

 実際にマスクにつけてみると―

(結納センターつちだ/2代目 土田裕也さん)
「女性の方であればこちらを耳元の方に持ってきて、ピアスイヤリングのような感じとしてもお楽しみいただけます。普段ピアスイヤリングを着けられている方だとマスクの取り外しが煩わしいので、それであれば紐につけてピアスをつけているような感じをお楽しみいただけるんじゃないかなと思いますね」

 土田さんの水引は、11月の土日祝日に栗林公園にある商工奨励館で実演販売も行います。

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