岡山理科大学・生物生産教育研究センターが好適環境水で養殖した高級カレイ「マツカワ」が、7月25日から大阪・関西万博のくら寿司で限定販売されることになりました。1貫320円で、なくなり次第終了です。
マツカワは「カレイの王様」とも呼ばれる高級魚で、身が厚く脂が乗って歯応えがよく、甘みも感じられる味わいが特徴です。
岡山理科大学は、2023年7月に完全閉鎖循環式の35tの水槽で体長約6cmの稚魚の養殖を始めました。今回は体重1㎏以上に育ったものをくら寿司に出荷するということです。
養殖に使った水は岡山理科大学生命科学部生物科学科の山本俊政准教授が開発した人工飼育水「好的環境水」です。淡水魚と海水魚両方の飼育ができるのが特徴で、これまでこの水を使ってマグロやウナギなどの養殖に取り組んできました。
山本俊政准教授は「学生たちが一生懸命育てた高級カレイ。世界のお客さんに日本の大学の研究力を理解してほしい」と話しています。