最新技術を使って観光です。香川県善通寺市の総本山善通寺で、専用のスマートフォンを使って現実とバーチャルを融合させた、西日本では初めてとなる新しい観光サービスが始まりました。
(荻津尚輝リポート)
「本来であれば1人で回るんですが、今回は特別に説明してくださる方と一緒に巡ります。よろしくお願いします」
専用のスマートフォンと一緒に指定のルートを歩いていくと…
(荻津尚輝リポート)
「画面を横向きにしてくださいという指示が来ました。横向きにしてみます。空海の言葉が携帯の画面に出てきました。まるで現実世界に出てきているかのように空海の言葉が出てきます。生誕の地の善通寺でこういうふうに言葉がいただけるというのはとてもありがたいですね」
拡張現実・ARを用いた技術に加え、音を用いたこんな最新技術も。
(荻津尚輝リポート)
「会話が聞こえてきました。2人がしゃべっているような。こっちの方の人が話している時はここから聞こえて…こっちの人が話している時にはここから聞こえる、音声が立体で聞こえます」
(SSMRビジネス推進コンソーシアム事務局/遠藤いづみさん)
「この2体の仁王像がそれぞれ話しかけてくれるような演出をしておりまして、2体の声も人気YouTuberのヒカルさんと店長さんが、それぞれ音入れを担当してくださっています」
映像と音声の両方を楽しみながら善通寺の境内を回ることができます。
(荻津尚輝リポート)
「入り口に戻ってきました。カメラを橋の方に向けてみましょう。キャラクターたちが勢ぞろい、かわいいです!」
(動画)
「きょうここで見たこと聞いたことが、あなたのこれからの生き方に意味のある貴重な体験となることを祈っています」
(SSMRビジネス推進コンソーシアム事務局/鐘ヶ江紫水子さん)
「スタートを少人数で回っていただきコントロールさせていただくことで、密にならない状態にしています。皆さんに安心してこのサービスを受けていただきたい」
(総本山善通寺/中嶋孝謙さん)
「若い世代の方にも来ていただきたいと思いますし、今までお遍路に、善通寺に来たことのあるという方でも、新たな発見をこのコンテンツを使ってしていただきたい」