雲海に浮かぶ「天空の城」として知られる岡山県高梁市の備中松山城で15日、毎年恒例のすす払いが行われました。
すす払いは屋根瓦の点検も兼ねて、毎年この時期に行われています。
作業員4人が高所作業用の安全装置を着けてはしごを上り、高さ10メートルほどの屋根の上で作業しました。
岡山地方気象台によりますと15日の高梁市の最低気温は平年より2度以上低いマイナス1.5度で、作業員は冷たい風が吹く中屋根に積もった落ち葉やクモの巣をほうきで丁寧に掃いていました。
備中松山城の猫城主「さんじゅーろー」もすす払いの様子を見守っていました。
(高梁市教育委員会 社会教育課/三浦孝章 主任)
「新年を迎える準備ができたと思います。新型コロナウイルスの関係もあります。落ち着いてきた時にはたくさん来てもらえるように、いつでもきれいにして皆さんをお出迎えしたいと思っています」
本丸への入城は12月28日までで、2021年は1月4日からです。