岡山駅と総社駅を結ぶJR吉備線を次世代型の路面電車「LRT」に変えようという協議を、岡山市と総社市、JR西日本が進めています。
新型コロナの影響でこの協議が中断する見通しになったことが分かりました。
LRT(エルアールティー)とは、床が低くて乗り降りしやすく騒音や振動が少ない次世代型の路面電車です。
岡山市と総社市それにJR西日本は、JR吉備線のLRT化について2018年に正式合意し、おおむね10年での実現に向け協議を進めてきました。
新しい駅の設置や車両の整備にかかる費用は約240億円と試算し、2020年3月までに運行本数などを盛り込んだ「基本計画」を策定する予定でした。
複数の関係者によりますと、新型コロナ禍での3者の財政悪化などを受け、協議を中断する見通しになったということです。
再開の時期は決まっていません。
岡山市と総社市、JR西日本は9日、合同で会見を開く予定です。