岡山市やバス事業者らによる公共交通の在り方を考える協議会が開かれ、3年近く議論された岡山市のバス路線再編の検討を中断することが決まりました。
協議会には、岡山市の大森市長や路線バス事業者らが参加しました。
岡山市は、利便性の向上と赤字路線の収益改善を目的にバス路線の新設や廃止などを提案していましたが、新型コロナウイルスによる収益悪化の影響もありバス事業者からは、「現時点での結論が困難」という意見も出ていました。
そして、2月1日の協議会でもバス事業者全社の賛同が得られず中断という結論になりました。
一方で、路線バス・路面電車における高齢者・障害者の運賃を岡山市が半額負担することが決まりました。
岡山市は約3億8000万円を新年度の予算に組み込む方針です。
また、岡山市中心部の初乗り運賃を一律150円程度にすることについては9社のうち、賛同した8社で進めることとなりました。