岡山県は15日、新型コロナウイルスのワクチン接種に関して集団接種ではなく、病院などでの個別接種を基本とする方針を示しました。
(岡山県 ワクチン対策室/塩飽成史 室長)
「身近な医療機関で接種していただくことが効率的でありますことから、病院等の医療機関での個別接種を基本とし、必要に応じて特設会場での集団接種で補完する」
岡山県では、3月以降に医療従事者など約8万人、4月以降に高齢者など約61万人、その後、一般の住民約124万人へワクチンを接種できる体制づくりを進めています。
県が実施したアンケートによりますと、県内の500近い医療機関が、接種場所になることに前向きな回答をしています。
そのため県は大規模な集団接種ではなく、かかりつけ医のいる病院などでの個別接種を基本とする方針を示しました。
また、居住地を問わず、どこの自治体でも接種できる体制をつくることなども提案されました。
高齢者や住民への接種を行う市町村からは賛同する意見の他、実施に向けての課題やすでに集団接種の準備を進めているという声も上がりました。