花粉症のシーズンがやってきました。ウェザーニュースによりますと、岡山・香川ともに2月14日に花粉シーズンに突入しました。
2020年は少なかったのですが、2021年は平年並みの飛散量が予想されています。新型コロナ禍で迎えた花粉症シーズン、見分け方や対策について専門家に聞きました。
中国四国空中花粉研究会の役員を務める小林耳鼻科医院の小林英治院長です。
(小林耳鼻科医院/小林英治 院長)
「くしゃみ、鼻水、鼻づまりが主な症状。ただけっこう喉にもきますし、咳が出る花粉症症状もあるので」
微熱が出るケースもあり、これら「花粉症」の症状は「新型コロナ感染症」とよく似ていると言います。
(小林耳鼻科医院/小林英治 院長)
「においも低下している場合があります。新型コロナの嗅覚(きゅうかく)障害と花粉症・アレルギーの嗅覚障害なのか迷うような症例もあると思います」
非常に見分けるのが難しいこの2つですが、花粉症では多くの場合結膜炎を起こし、目のかゆみを伴います。
ただ、新型コロナと花粉症を同時に発症する場合もあるため、安易に自己判断はせず、まずはかかりつけの内科や耳鼻科、保健所に電話で相談してください。
花粉症対策について小林院長は、基本的にはコロナの対策と同じで、「マスクと手洗いうがい」が重要だと話します。
また、「あらかじめ薬を服用しておくこと」や「花粉が付きやすい起毛した服は着ないこと」、「家に入る前に服の花粉を落とすこと」が大切です。
自宅ではレースのカーテンを閉じて、花粉を入れないようにすることが大切だといいます。また、空気清浄機を常に稼働することも有効だそうです。