オミクロン株に感染したかもしれないと思ったら「花粉症」だった、そんなケースが今シーズン目立つかもしれません。
花粉症の症状とオミクロン株の症状が似ているため、感染したかもしれないと不安を抱え受診する人が増えています。見分け方はあるのでしょうか。
民間の気象予報会社ウェザーニューズによると、スギ花粉が本格的に飛び始めるのは2月中旬ですが、岡山市南区の「みやはら耳鼻咽喉科」では早くも症状を感じ受診する人が出てきています。
(みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長)
「新型コロナと鼻の症状似ているんですけど、花粉症は今年はみなさん早く症状が出てるんで」
オミクロン株の主な症状は鼻水、鼻づまり、のどの痛み、発熱など。一方で花粉症の症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどで、症状が似ているといわれています。
その見分け方はあるのでしょうか。
(みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長)
「スギ花粉症に関しては、目にもアレルギー反応が起こって、目のかゆみとか涙目が起こったりすることがありますね。そこが一つの目安になると思います」
(松木梨菜リポート)
「こちらでは、この機械を使ってわずか30分で花粉症かどうかがわかるということなんです」
指先から血液を1滴採取して、スギ・ヒノキ・食物など、41種類についてアレルギーを検査できます。
(受診した人は―)
「(オミクロン株が)普通の風邪と同じ症状なので区別もつかなくて、自分がかかってるのか、そうじゃないのかっていうのとか、鼻炎持ちでもともと(子どもが)風邪をひいてたので、2日前に受診してアレルギー性鼻炎と診断されたので、詳細に検査してもらうために来ました。アレルギーってことなので安心しました」
ちなみにウェザーニューズによると、今年スギ花粉が飛散する量は、平年と比べると岡山県では85%でやや少ない、香川県では65%で少ないということです。
(みやはら耳鼻咽喉科/宮原孝和 院長)
「最近、鼻の症状があるな、目がかゆいなとか、今までにない症状があるような気がする方は、アレルギー性鼻炎、その中の一つにスギ花粉症がありますので、検査を受けて明確に自分のコンディションがどうか確認するのは、今の新型コロナ禍では大事かと思います」