「祈り」をテーマにした2人の作家による展覧会が岡山県瀬戸内市の美術館で開かれています。
「-folklore- 小野川直樹展」では、1センチ四方の紙から作られた折り鶴が展示されています。
「祈り」の象徴である無数の折り鶴と光によって生まれた影が神秘的な世界をつくり上げています。
東日本大震災の被災地で、がれきの脇に置かれた折り鶴に衝撃を受けたことが作品作りのきっかけとなっています。
「-さくらしべふる- 山本基展」では塩で作られた桜の花びらが展示されています。
病で亡くなった妹と妻の思い出と「祈り」が10万枚以上の花びらに重ねられています。展覧会が終わった後、作品に使われた塩は牛窓の海にかえす予定です。
「祈り」を感じる2人の作家による企画展は、5月5日まで瀬戸内市立美術館で開かれています。