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選択的夫婦別姓に反対の意見書案 岡山県議会で可決

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 選択的夫婦別姓制度は夫婦が希望すればそれぞれが結婚前の姓を名乗ることを認める制度です。これまで通り夫婦で同じ名字を選ぶこともできます。
 3月19日、岡山県議会で選択的夫婦別姓制度の導入に、反対する意見書案が可決されました。

 19日に最終日を迎えた2月定例岡山県議会です。

 意見書案は陳情を受けて総務委員会が提出したもので、「家族の絆や一体感を危うくしてしまう恐れがある」などとして選択的夫婦別姓制度の法制化に反対しています。
 採決前の討論では自民党岡山県議団以外の3つの会派が制度導入に賛成の立場で発言しました。

(民主・県民クラブ/大塚愛 県議)
「若い世代が望んでいる結婚観や多様性、持続可能な社会を叶えるためにも選択的夫婦別姓制度の導入を進めていくべきではないでしょうか」

(公明党岡山県議団/荒島俊造 県議)
「旧姓の通称使用では行政の手続きや外国への渡航の際にかえって混乱が生じている課題が事実として存在し、法的根拠の必要性が指摘されている」

 その後、定数55のうち38議席を占める自民党岡山県議団などの賛成により意見書案が可決されました。
 全国都道府県議会議長会によりますと選択的夫婦別姓制度の導入に反対する意見書案が都道府県議会で可決されるのは2010年以来です。

(自民党岡山県連/天野学 幹事長)
「陳情される方が陳情書を出してそれに粛々とうちは議論をして採択したと。党内にもいろんな意見があるし、これを一石として国の方でも議論をするきっかけにしてほしい」

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