岡山の農業と菓子メーカーがタッグを組みます。
アジア料理などの食材として知られ、癖の強さにハマる人も多い「パクチー」を使ったデザートが4月に発売されます。
4月1日に発売されるパクチーゼリーの中には、粉末にした乾燥パクチーが入っています。ゼリー3000個に2~3キロのパクチーが使われます。
(記者リポート)
「容器を持っている時点で既に香りがすごいです。甘さ控えめ、パクチーの素材を生かしている感じです」
パクチーゼリーは岡山市の植田輝義さんが生産するパクチーを材料に、倉敷市の菓子メーカー・國和産業が開発しました。
アジア料理の付け合わせとして生で食べられることが多いパクチーは、火を通すと独特の香りが消えるため、開発の際はいかに香りを残すか試行錯誤したそうです。
岡山県内のサービスエリアや道の駅などを中心に販売します。
(アーチファーム/植田輝義 社長)
「パクチーのゼリーがお土産であるというのも、恐らく日本中で探してもあまり無いと思う」
(國和産業 営業担当/浅原孝夫さん)
「(Q.営業先の反応は?)パクチー?なんですけど食べたらおいしいじゃんみたいな。『パクチー食べられるかも』『嫌いだったけどこれなら食べられる』みたいな反応ですね」
パクチーを生産する植田さんは、今回のような加工品向けの出荷は経営的なリスク分散にもつながると話しています。
(アーチファーム/植田輝義 社長)
「コロナ禍で昨年からずっと厳しい状況が続いてまして、パクチーもほぼ首都圏に9割ほど出荷してますから、そういった意味で厳しい状況なので、パクチーがいい形で広がってくれるのかなと期待もしてますね」