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コロナ禍で「時長営業」を始めた酒店 テイクアウト販売で飲食店を支援 香川・観音寺市

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 香川県は5月31日まで飲食店に営業時間短縮の要請をしています。そんな中、観音寺市の酒店が時短営業中の飲食店を支援するために、営業時間を伸ばす「時長営業」を始めました。

(記者リポート)
「酒を販売しているこちらのお店。一角に並んでいるのは地域の飲食店が作ったお総菜なんです」

 観音寺市村黒町の酒店TANYS(タニーズ)は、5月13日から地元の飲食店が作った総菜を販売しています。きっかけは、飲食店への時短営業の要請が5月末までに延長されたことでした。

(タニーズ/中川浩行さん)
「酒屋として何かできることはないのかなと思って。お酒の小売りに関しては時間制限がありませんので、せっかくならお酒と一緒にテイクアウトできればなと思って始めました」

 中川浩行さんは取り引きがある飲食店に声を掛けて総菜を集め、午後6時半までだった営業時間を午後10時まで延ばした上で、総菜が販売できる場を設けました。

 参加しているのは観音寺市と三豊市の居酒屋やカフェなど8店舗。時短要請を受けて夜の営業をやめたり、休業したりした店もあります。

(Okibi[夜は休業]/黒田亘 代表)
「ものが回る、食材とか。捨てることが減らせるんで。提供できないんで、お店だけで待ってるだけだと。助かります」

(骨付鳥 じゅじゅ庵[時短営業中]/池内砂織さん)
「ここで買ってもらって、コロナが終わったらお店行きますっていうメールとか何件かいただいて、そういう反応見るとすごくうれしい」

 置いているのは、各お店の名物や得意料理。SNSで情報を見た人や近所の人らが訪れ、総菜は連日完売しています。

(近所の人は―)
「なかなか外出しにくいので、食べに行ったりとかできないので、こんなとこでいろんな店のが買えるのはすごくいいなと思います」
「これはおいしそうやけん選んだ」

(丸亀から訪れた人は―)
「普段からカレーとか食べに来てて、なかなか普段いけない店が集まるっていうことで来ました」

(タニーズ/中川浩行さん)
「少しでも興味ある方が31日までに名物の飲食店さんの料理を食べていただいて、次に行ってもらうきっかけをもっともっと作れたら」

 総菜の販売は31日まで行っています。

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