画家の思いを手袋で形にしています。昭和に活躍した画家、中原淳一。生誕地である東かがわ市では彼のイラストをもとにした手袋が製作されています。
(野口真菜リポート) 「東かがわといえば、手袋の産地。そして、画家・中原淳一の生まれた場所でもあります」
中原淳一は1913年、現在の東かがわ市白鳥で生まれました。画家だけでなくファッションデザイナーとしても幅広く活躍。戦後の女性たちに美しく生きるためのヒントを提案し続けました。
3年前、中原のイラストとコラボレーションした手袋を作り始めたのが、東かがわ市の手袋メーカー「ヨークス」です。
(ヨークス 広報担当/馬淵亜希子さん) 「中原淳一さんの女性をきれいに見せるもちろん手もきれいに見せる、指先まできれいに見せるそのような思いを代弁したいと思い、女性の手をきれいに見せるようなデザインになっております」
中原のイラストには手袋をつけた女性が多く登場します。それは、『手袋』が女性の美しさを引き立てるカギになると考えていたからでした。 コラボ手袋の中には、中原のイラストをもとに製作した夏用の手袋もあります。
(野口真菜リポート) 「薄手の生地にリボンがアクセントになっています。UVカット機能もついているのでこの時期にぴったりです。そして、指先まできれいに見えるような工夫がされています」
ほかにもレースやシルクを使用したものなど、3種類の夏用手袋を展開しています。
(ヨークス 広報担当/馬淵亜希子さん) 「皆さんに夏でもおしゃれとして手袋をしていただけたらうれしいですね」
今年は新型コロナウイルスの対策として手袋の需要が高まった影響からか、3月ごろから夏用手袋の注文が増えているということです。