梅雨の風物詩「アジサイ」が観音寺市の神社で花を咲かせています。
(瀧川奈津希リポート)
「斜面一帯にアジサイが広がっていてその美しさに圧倒されます。ただ、一つ一つ見てみると小さな花が寄り添って集まり円を描いているように見えてその姿に心が癒やされます」
「アジサイの宮」とも呼ばれる観音寺市の粟井神社の境内では、セイヨウアジサイやガクアジサイなど約3000株が植えられています。
地域の人たちがアジサイの名所にしようと37年前に植え始めて、今も手入れなどを続けています。2021年は梅雨入りが早かった影響か、例年より1週間ほど早く咲き始めたそうです。
(瀧川奈津希リポート)
「境内の横にはこのように両脇にアジサイが咲いている小道があります。ここは日陰となっているので青や紫が一層鮮やかに見えます」
「アジサイの遊歩道」となっているこの山道は、小さく可憐な紅色のヤマアジサイも咲いています。
例年6月には地域の人が屋台を出したり小学生が太鼓や笛を演奏したりする「あじさい祭り」が開かれますが、新型コロナの影響で2021年は2020年に続いて中止となりました。
感染予防のため手水を行わないよう制限している手水舎では、アジサイの花が浮かべられていました。