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古事記にも「令和」の文字が!?日本最古の疫病の記述も…高松市の“ひとり出版社”が刊行

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 高松市の作家、佐々木良さんが立ち上げた出版社が「万葉集」に続いて「古事記」を題材にした本を出版しました。
 元号の「令和」の出典は万葉集ということが知られていますが、実は「古事記」にもこの2文字が登場することが分かったんです。

(作家[万葉社代表]/佐々木良さん)
「(古事記は)奈良時代に作られた本で日本で最も古い書籍。日本語と漢字を混ぜながら作っている書物なんですね。日本の歴史が書いてたり神話が書いてたりする」

 「令和 古事記」を出版したのは、作家の佐々木良さんが2020年に立ち上げた出版社「万葉社」です。

 古事記は奈良時代の712年に編纂されました。神々が治めていたという時代から、第33代の推古天皇の時代までが上・中・下の3巻に収められています。「令和 古事記」は、この中でも第10代の天皇・崇神天皇の項をまとめました。

(作家[万葉社代表]/佐々木良さん)
「古事記の中に『令和』という字が出てきた。崇神天皇の項に。日本史上初めて疫病が国にまん延したと書かれている。その中に2文字(令和)が出てくる。これを見つけたからには本にして皆さんに読んでもらおうかなと思って1冊の本にしました。当時は大和の国、奈良の一部の小さな国だったんですが、疫病がまん延して人民の半分くらいが死に絶えた歴史が残っていて、神様に祈りを捧げることによって疫病がなくなっていった」

 「令和 古事記」のデザインは、スターバックスコーヒーの壁紙なども手掛けた京都市立芸術大学教授の田中栄子さんが担当し、和紙で使って、軽く片手で持てるサイズにしています。

 また、筆文字は書家であり東京・銀座でバーも経営している綾子さんが手掛けました。

(作家[万葉社代表]/佐々木良さん)
「古事記は漢文と日本語の仮名を混ぜながら書いているので非常に読める本。原文で古事記を読んでもらうというのはなかなかない本かなと思います」

 佐々木さんはすでに次の出版も計画しているということです。

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