オムライスで学生を救います。岡山市のオムライス店が、新型コロナウイルスの影響でアルバイトなどができず経済的に困っている学生らを支援しています。
(記者リポート)
「このふわふわのオムライスを、なんと無償で提供しているんです」
岡山市北区のオムライス店「おむや」は7日、テイクアウトのオムライスの無償提供を始めました。
(おむや/光畑順路 店主)
「次男が、大学1年生の子が京都(の大学)に通っているんですけど、その子がリモートで家に戻ってきて、もし1人で生活しているとしたら大変だろうなということもあって。岡山にいる県外から来られた学生さんに何かしら援助してあげられたらなと思って始めたのがきっかけです」
(飲食店でアルバイトをしている学生は―)
「夜は8時までしか働けないので、2時間です。1日働けても」
(オムライスを受け取った学生は―)
「見ず知らずの人がやってくれるのは、すごくありがたいなと思います」
「おむや」は緊急事態宣言を受けて、午前11時から午後3時までの時短営業をしています。客は、新型コロナの影響が出る前と比べて2割から3割ほど減りました。
(おむや/光畑順路 店主)
「僕もきっと昔、いろいろな方から助けてもらっていることが見えない部分でもあると思うので、大人になった時に思い出して大変なことがあった時には、下の子たちに思い出してしてあげられるようになってくれたらなという思いも少しはあります」
オムライスの無償提供は、緊急事態宣言期間中の6月20日まで行う予定です。ショートメッセージ(090-7120-0030)で予約を受け付けていて、大学生や専門学校生以外でも食事に困っている人は利用してほしいとしています。