高校生が「自然と人間の関わり」をテーマに手掛けた作品の展示会が高松市で開かれています。
高松市の大西・アオイ記念館に展示されているのは、高松工芸高校・美術科の2年生が作った作品です。
(高松工芸高校 美術科/藤原佳織 教諭)
「コロナ禍で地元以外に行く機会が難しいという状況もありましたので、自分の身近なところを再発見しようというテーマを設定させていただきました」
(瀧川奈津希リポート)
「展示室の中でひときわ存在感があるこの『シンボルツリー』は一本の枯れ木から作られているんです。生徒たちが細かな線などで色を加えて新たな命を吹き込んでいます」
『シンボルツリー』は、2年生25人が全員で1カ月ほどかけて制作しました。
(瀧川奈津希リポート)
「こちらの作品は本物の木の枝に光を当てて木漏れ日をイメージしたものです。木の枝の間には生徒一人一人の手によって作られた切り絵が配置されています。自然と人との関わりが表れています」
この他、森の中の秘密基地のようなツリーハウスや、自然をテーマに2年生全員で描いた大きな絵など約90点が展示されています。
(高松工芸高校 美術科/藤原佳織 教諭)
「自然の中にのぞきにくるような感覚でコロナ禍のささくれだった気持ちを癒やしに、のぞきにきていただけたらなと思います」
この作品展は7月20日まで開かれています。