自由な発想で生まれ変わる市場を彩ります。高松市中央卸売市場は、市民に親しまれる場を目指して整備を進めています。その新しい「市場の壁」のデザインを任されたのは高松市の高校生たちです。
高松工芸高校インテリアコースの3年生が取り組んでいたのは…
(記者リポート) 「アスパラや金時ニンジンなど、香川の名産品が高校生の手によって作り上げられています」
高松市は、高松市中央卸売市場の縦約2メートル、横5~7メートルほどの壁4面の壁画アートを高松工芸高校に依頼しました。
(高松市 市場管理課/坂口智 主任技師) 「高校生の自由な発想で市場を考えていただきたいというところで、お話させていただきました」
トマトやヒラメなど、鮮やかな野菜と海を泳ぐ魚たちを一つ一つ丁寧に作っていきます。
(インテリアコースの3年生はー) 「(何作ってる?)イカ作ってます。見て楽しくなってほしいし、ワクワクしてほしいという気持ち」 「食卓にもう並んでそうな魚とか野菜とかを並べていったら、親しみやすくなるんじゃないかなと思って考えてきました」
生徒が使うのは木の端材。ちょうどいいサイズの木材を探したり、細かく削って調整したりイメージに合うピース見つけるのも一苦労です。
(インテリアコースの3年生はー) 「こういう端とかって全部長方形の木で作ってるので切っていかないと合わないんですよ、そこがやっぱり難しいですね」
高松工芸高校ではインテリアコース以外のコースや科でも、それぞれの特色を生かした作品制作が進んでいます。
(高松市 市場管理課/坂口智 主任技師) 「これだけの市場のいろんな食材を描いていただけると、やっぱり市場が活性化してこれでみんなが親しみを持てる市場になっていけたらと思っております」
高松工芸高校の生徒が手掛ける中央卸売市場の壁画アートは、今年度中に完成する予定です。