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コロナ禍の若者と行政の橋渡しに YouTuberが香川県知事と対談

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 長引く新型コロナ禍で、修学旅行や部活動の中止など、学校生活への影響が続いています。

 そんな若者たちの「思い」を行政に届けようと、香川を拠点に活動するYouTuberが浜田知事と対談しました。

 対談動画を企画したのは、YouTuber「瀬戸内サニー」こと、大崎龍史さんです。

(記者リポート)
「対談にあたって、事前にSNSで知事にぶつけたい質問や意見を募ったところ、高校生を中心に100件近い切実な声が寄せられました」

 動画の仮タイトルは「知事、若者の青春、ぶっちゃけ忘れてない?」。

 コミュニケーションに隔たりが生じている行政と若者の間の「橋渡し役」を目指します。

(YouTuber「瀬戸内サニー」/大崎龍史さん)
「ちゃんと双方向で、知事の意見も聞くし、学生の意見も聞くし。そこで多分すり合わせが必要かなと、個人的に思ってます」

 セッティングを終えると撮影用のコスチュームに。今回扮するのは、「ワクチンの妖精」です。

(YouTuber「瀬戸内サニー」/大崎龍史さん)
「若い子に親近感を持ってもらうという意味で、体を張るのが大事かなと思ってます」

 対談スタート。まずは浜田知事の学生生活の思い出から……

サニー「知事は学生生活、どんなことされてたんですか?」

知事「部活で言うと、ふだんは新聞部ですね」

サニー「新聞部に入られてたんですね。それは初めて知りました」

サニー「修学旅行がなくなった、部活動の大会も中止になってしまった。本当に楽しい思い出が全てなくなってしまってるんですよね。若い子たちに対して県から何かしていただけないですかね?」

知事「修学旅行や文化祭なんかはそれぞれ工夫して……。自分たちの思い出に残るようなことはですね、自分たちでやることに価値があると思うんですね。県とか市とかを頼りにするのではなく」

サニー「頼りにするっていうのは僕もちょっと違うかなと思ってて。ただ、県として縛るということがないようにだけはした方がいいかなと」

 8月、香川県まんのう町で予定されていた野外ロックフェス「モンスターバッシュ」が県の要請を受けて中止になったことについて、高校生たちの声を代弁しました。

サニー「コロナだからしようがないとは思うんですよね、若い子たちも。分かってるんですけど、いきなり大人が一方通行で言ってしまうと、若い子たちも納得いかないので、そのへん(経緯を)是非ご説明いただけますか?」

 最後は、若い世代へのワクチン接種もアピールしようと、知事が注射器のパネルを顔にはめる、おちゃめな姿も見せました。

 動画はYouTubeチャンネル「瀬戸内サニー」で9月12日に公開予定です。

(YouTuber「瀬戸内サニー」/大崎龍史さん)
「知事も普段よりも肩の力を抜いてご発言いただけたんじゃないかなと思ってます。人間っていきなり情報を伝えられても、なかなか理解しないというか、心にストンと落ちないんですけど、こうやって何かしら共感するところから、共感のコミュニケーションから入っていけることで、お互いのことを理解しあえるんじゃないかなと」

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