9月23日、高校生の男子新体操の全国大会がオンラインで行われます。岡山県からは2021年のインターハイ優勝校、井原高校が出場します。
鍛錬を積み重ね、頂点へ
男子にしかないアクロバティックな技、タンブリングを披露するのは、井原市の井原高校・男子新体操部です。
井原高校は8月22日に開かれたインターハイ男子団体で優勝。2020年のインターハイは新型コロナの影響で中止になり、2019年の優勝に続く連覇を成し遂げました。
(井原高校 男子新体操部/小寺真輝 主将)
「2020年は僕たちにとっても、世界中にとっても勝負の時だと思っていたので、そこで見つかった弱点だったりとかを克服できるように、一歩一歩進んできた年になりました」
全国制覇6回。井原高校がみせる一糸乱れぬ演技は、柔軟や基礎トレーニングに多くの時間を割く練習に裏打ちされたものです。
しかし、2020年から新型コロナの影響で部活動が制限されました。部員たちは演技の改善点をその場で修正することを心掛け、短い時間でも練習の質を高めました。
(井原高校 男子新体操部/小寺真輝 主将)
「調整が難しい年だったんですけど、早め早めに取り組んでいけたからこそ、今年のインターハイの演技があると思うので、そこは今までの井原にはないところだったと思いますし」
オンライン開催の全国大会 今年の出場は6チーム
井原高校は9月23日にオンラインで開かれる男子新体操の全国大会に出場します。
初の開催だった2020年は19チームが参加しましたが、2021年は部活動の自粛などから参加は6チームに減りました。
(井原高校 男子新体操部/猪原颯良 選手)
「コロナで練習できてない人たちがいる中で、自分たちは練習できてて、練習させてもらってるっていうのを意識して、その人たちの分まで頑張りたいと思います」
(井原高校 男子新体操部/堀博太 選手)
「やっぱりオンラインっていう形でいろんな人に見てもらえるので、やっぱり救われているところはあります」
メンバーの意気込みは――
王者・井原高校。オンライン選手権で目指すのは頂点の、その先です。
(井原高校 男子新体操部/猪原颯良 選手)
「井原の新体操の美しさを見てる人に伝えられたら」
(井原高校 男子新体操部/猪原輝翔 選手)
「更なる高みを目指して」
(井原高校 男子新体操部/堀博太 選手)
「見た人の心を打つような、感動させるような」
(井原高校 男子新体操部/井上正也 選手)
「インターハイよりも完成度の高い演技を」
(井原高校 男子新体操部/吉水誠志郎 選手)
「王者としての気持ちを持って堂々と挑みたい」
(井原高校 男子新体操部/小寺真輝 主将)
「伝える、僕たちの心の中を伝える演技ができるように頑張るので、感じ取っていただけたら」
9月23日の「男子新体操全国オンライン選手権」には、香川県の坂出工業高校もビデオによるエキシビジョンで参加します。