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岡山・伊原木知事 別の政治団体にも父親から上限超す寄付か

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 岡山県の伊原木知事の後援会が2020年、複数の政治団体を経由するなどして、父親から事実上、法律の上限を超える寄付を受けていた可能性が指摘されています。収支報告書の内容からこの後援会と知事を支援する政治団体が過去にも同じような方法で寄付を受けていたことが分かりました。

 政治団体「いばらぎ隆太後援会」が提出した2020年の収支報告書によりますと、この後援会は知事の父親・伊原木一衛さん個人から100万円、また5つの政治団体を経由してそれぞれ150万円ずつと、実質あわせて850万円の寄付を受けていました。

 5つの政治団体にはいずれも繰越金を除いて一衛さんの寄付以外に収入はありませんでした。

 政治資金規正法では1つの政治団体が1人の個人から受け取れる寄付の上限を年間150万円としているため、法律に抵触する可能性も指摘されています。

 後援会は同じような方法で2018年に300万円、2019年に450万円の寄付を受けていたことも分かりました。さらに伊原木知事を支援している政治団体「生き活き岡山」でも上限を超える可能性のある寄付を受けていたことが分かりました。

 「生き活き岡山」は2018年の時点で一衛さんから1000万円の借り入れ残高がありました。

 「生き活き岡山」ではこの年、一衛さんから150万円、また、3つの政治団体を経由して150万円ずつの、実質600万円の寄付を受けていました。「生き活き岡山」はこの年、600万円を一衛さんに返済していました。

 2019年にも同じような方法で400万円の寄付を受け、400万円を返済していました。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「法律に違反することをやっていたという認識はその当時も今もありませんので、数日後の記者会見でお話させていただきたい」

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