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岡山・吉備中央町が9つの小学校を3校に こども園なども再編・統合へ

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 岡山県吉備中央町の児童の数が今後どうなるかを予測したグラフ。人口の減少に伴い、これからの5年間で児童数は約90人減ることが見込まれています。

 これを受けて吉備中央町は2025年度に小学校を統合する予定です。

 14日の12月定例町議会で小学校の統合に向けた再編整備の基本計画案が可決されました。

 2021年9月時点の吉備中央町の町立小学校の全校児童数は、9つの小学校のうち4つの小学校の全校児童数が50人以下で、2つ以上の学年をひとまとめにする「複式学級」となっています。

 岡山県吉備中央町の「町立小学校・園統合再編整備基本計画」によると現在9つの小学校を3校に統合します。

 北部の円城小学校区に御北小学校・津賀小学校が、中心部の吉備高原小学校区に吉川小学校・大和小学校が、西部の豊野小学校区に下竹荘小学校・上竹荘小学校が統合する予定です。家が遠い児童はスクールバスで通うことになります。

 この基本計画は12月定例町議会に提案されました。議員からは、「スクールバスの運行ルート」や「災害時の下校の対応」について「柔軟に対応してほしい」などの意見が相次ぎましたが、14日、賛成多数で可決されました。

(吉備中央町/山本雅則 町長)
「できれば本当に存続してもらいたいという気持ちはあるが、多くの子どもが集うようになるので、その中でいい意味で個々の子どもたちが魅力を磨き合って成長してくれればいいかなと思っている」

 小学校の統合について町の人は――

(町民は―)
「仕方がない。(子どもの)数が少なくなったので」
「通う子どもたちが遠くになったりすると、負担もあると思います」
「(孫が)小学2年と小学5年で向こう(新しい学校に)行くようになる。友達が少ないのもね、多い方が楽しいでしょうけど、どうなんですかね、実際」

 町は今後住民説明会を開くほか、スクールバスの運行ルート、教育計画などを協議します。また、町立幼稚園・保育園こども園、合わせて6園についても2024年度に4園に再編する予定です。

(吉備中央町/山本雅則 町長)
「子どもにとっても保護者にとっても、不安は大変大きいと思う。その不安を一つ一つしっかりと解消するような取り組みをしていきたい」

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